ちょっと弱気になってしまっています。
最近、情報に振り回されてしまい、
自分の投資スタンスが揺らぐような感覚になってしまいました。
そのスタンスとは、
月3万円のインデックス積立投資をコツコツ続ける長期投資です。
なぜ揺らいでしまったのか、
これからどうしたらいいのか、
書きながら整理していきたいと思います。
また独り言みたいな内容ですよー。
私の投資スタンス
私の投資スタイルは
インデックス積立投資を月に3万円
です。
基本はこれだけです。
今は投資余力(生活防衛費を除いた“攻め”で運用できる資金)
が少しあるので、
他に米株ETFを毎月5万円分ほど買っていたり、
1~2銘柄の日本株を買おうなどしておりますが、
余力が尽きたら終わりです。
その余力だって何百万と用意できるわけではありません。
つまりは積立投資を続けていくことで
先の未来に少しでも余裕のある生活が送れることを目的とした
長期投資ということになります。
投資スタンスと入ってくる情報の「ギャップ」
でも、そのスタンスと今入ってくる情報には
いささかのギャップがあるようだということがわかってきました。
今私が、主に投資情報を得ているのは
Twitterとブログです。
しかし、その両方に多いのは、
個別株投資家さんや
圧倒的な資金力を誇る投資家さんです。
その発信能力は素晴らしく、
また拡散能力があるので、
日々情報を見ていると、そちらが「正義」に見えてしまい、
自分の運用スタンスにやや自信を無くす時があります。
これは完全に私の弱さゆえです。
投資スタンスはそれぞれとわかっていても
飲まれてしまうときがあるんですね。
・月々の入金額が少ないんだろうか…
・もっと勉強しないといけないんじゃないだろうか…
私は積立歴だけは長く12年、
時間を味方につけて、派手な増え方ではないにせよ
着実に少しずつ資産を増やしてきました。
それでも
指数をアウトパフォームしている(上回った成果を出している)投資家さんや
月10万円以上、などの圧倒的な入金力で資産を増やしている投資家さんを見て
妙な焦りを感じてしまうこともあります。
それが、“入手している情報”と“自分のスタンス”のギャップからくるものだと
私は考えました。
もちろん、情報を取りに行っているのは私ですから
100%自分で蒔いた種です。
どうしてそうなったのか?
なぜギャップが生まれたか
飽くまでも私の場合ですが、
Twitterを始めてから、
投資家さんとのお付き合い、相互フォローが増えました。
それはそれでとても楽しいですし、
色んな方の考えを知れて面白いです。
しかし、私はフォローする時に
自分の投資スタンスと同じかどうかなど考えません。
勉強になりそう、
自分の知らないことを知っていそう、
いい情報が手に入りそう、
面白そう、
そんなことを思ってフォローしています。
しかし、その方たちと自分の投資スタンスは違います。
発信する情報は、
その方たちの投資スタンスに副ったもので、
自分に副ったものではありません。
おそらくそこからギャップが生まれています。
まずはそこをはっきり認識せねばと思っているところです。
ギャップが生まれた結果
彼らは自分よりも高いパフォーマンスを発揮していきます。
もちろん私よりも多くの時間を使って
資産運用と向き合い、
情報収集の努力、勉強を積み重ねた上でのアウトパフォームです。
当然の成果と認識しています。
インデックス投信を積み立てている自分との比較などできませんし、
本来比較などする必要はありません。
ただ、人は人、自分は自分、と
思えない時もあるのも事実。
要は情報に振り回されてしまって自分軸を失ってる状態になってしまうのです。
そうして焦って自分軸をはずし、
“安易に”個別株に手を出してしまったり
“信念なく”投資スタイルを変えてしまうことが、
一番よくないことだと思っていますが、
みんなが買っているものならいいものだろう、
と思ってしまいそうになることも、不甲斐ないながらありました。
個人的には結構危ない状態だったと思います。
ギャップを回避するためにどうするか
そのギャップを回避するために
どうするべきか、考えました。
・投資スタンスが近い人を見つける
・異なった投資スタンスの人は「自分と違う」という認識の下で見る
です。
投資目的を再認識する
そもそも投資を始めた目的は何だったのか。
他の人の投資話を聞いているうち、
「数字」にばかり目が行って、
そこを見失ってしまうような気がしています。
大きく運用成果をあげているような人は、
アーリーリタイアを目指していることも多いです。
そのためには圧倒的な入金力と
それなりのパフォーマンスが求められるため、
必然的に投資に全力を注いだり、
大き目のリスクをとったりする必要性が生まれます。
私の投資目的は何だったろう。
私は今専業主婦ですが、働く意欲はあります。
夫も同様です。
少なくとも今時点で、アーリーリタイアが目的ではありません。
今ある生活をベースにして、
心配のない教育資金を蓄えたり、
将来すこしでも豊かな生活を送るために運用したい。
そのためにインデックスを大きくアウトパフォームする必要も、
度を越したリスクをとる必要もないのです。
まずはそこに原点回帰していきたい。
投資スタンスが近い人を見つける
Twitterやブログを見ていると、
だんだんと自分と近い考えや投資スタイルの人が見つかります。
見ていて共感できる、
ほっとできる、
定義づけが難しいですが、
私の判断基準はそんな感じです。
自分軸が崩れそうになった時、
そういう方たちがいると立て直すことができます。
自分にとってのベンチマークみたいなものですね。
今見つけうる限り、
おこがましいかもしれませんが、
私と近いな、と思う方はお三方いらっしゃいます。
もちろん資産額は大きく違うはずですが。苦笑
スタンスの話です。笑
僭越ながらご紹介いたします。
ずずずさんのブログは
なんというか本当に柔らかい印象で
程よい抜け感で、
肩ひじ張らずに読むことができます。
「状況はそれぞれなんだから
自分ができることをやるしかないじゃない」
そんなメッセージを度々受け取り、
勇気づけられています。
取り上げるテーマも等身大で、
あれ?これどうしよう?と思ったら
青井さんのブログを読めばだいたいヒントがあると言っても過言ではありません。
文体も非常に優しく、
否定することなく理論が展開するところが
私はとても好きです。
★水瀬ケンイチさん(@minasek)
インデックス投資のバイブルと化している
この本の著者様。
投資歴もブログ歴も長く、
インデックス投資を自信を持って続けられるための
先導者となってくださっています。
一貫したブレない投資姿勢を見る度に、
一見つまらない長期投資に希望を見出すことができる気がします。
みなさま、投資対象こそ違うものの、
ひとつ軸を持っていらっしゃる方たちと私は思い、
参考にしております。
迷ったら回帰できる場所があるというのは
とても心強いです。
異なった投資スタンスの人は「違う」という認識の下で
思い切って情報を制限してしまい、
近い人だけを追っている、というのもありかなと思います。
しかし、違うスタンスの人の考えを知ることも、
とても面白いです。
こんな考え方があるのか、とか
これは真似しよう、とか。
そんな学びにつながることを
しないのももったいないなと私は思います。
なので私は
近いスタンスの人をベンチマークとしつつ、
違うスタンスの人も「違う」という認識の下でフォローしていく方針にします。
軸がぶれそうになったらまた、ベンチマークを見に行く。
これでグラグラしない…のか?笑
やってみないとわかりません。
まとめ
ゆっくりお金持ちになるのはたやすいが、手っ取り早くお金持ちになるのは極めて難しい。
かのウォーレンバフェットの言葉です。
誰もが最速でお金持ちになりたい。
だからお金持ちになりつつある人のまねをしたい。
でもそこで焦って軸を曲げてしまうと
ただお金や数字に取りつかれているだけになってしまうような気がします。
今は相場に助けられて利益が出ていても
違う状態になった時、
軸を持たずに投資した銘柄が下げた時
尋常じゃない後悔をするでしょう。
そしてこれ。
この言葉は私にクリーンヒットしました。
面白いと思えない
投資目的とも異なる
自分軸からは離れる
そんな投資はするべきではないなと
気を引き締めた今日この頃です。
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