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SNS時代、全然知らない人に傷つけられることは避けられないのかな

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かるアウトプット

元日本ハムの谷口雄也さんの記事、とても考えさせられました。

 

フォロワー29万人のプロ野球選手が「許せなかった」 SNS上での“戦力外予想”
昨季限りで現役引退した元日本ハムの谷口雄也さんが「Full-Count」のインタビューに応じ、野球ファンのSNS利用法に苦言を呈した。自らも、ツイッターのフォロワーが29万人を超える“インフルエンサー”だ。ファンに近い存在であろうと積極的に発信してきた中で、許せないことがあったという。

 

積極的にSNSで発信してきた身として、どうしても許せなかったことがあったんだとか。

それはSNS上でファンが行う「戦力外予想」。

 

何が楽しいの? 会社をクビになるのと一緒だよ

 

こんな正直な言葉で書かれた、人の発信についての苦言。

なんだか刺さりましたね。

 

刺さった理由はいくつかありますが、一番大きいのは、

ファンたちのSNSでの言動にはっきり不快感を示したのがかっこいいなーと思ったからです。

 

「何言っても自由だろ」「嫌なら見るな」って反論が来そうな話題だけど、

私はこういうの、言ってっていいと思う。

 

わりとずっと思ってたんですけど。

「嫌なら見るな」って結構乱暴な話じゃないかなって。

 

いや、わかるんです。

わかるんですよ。

「嫌なら見るな」っていう理論も。

 

人には合う合わないってあるし、ある人が面白いと思ったことをある人が不快だと思ったりして。

基準が違うから、楽しい人に楽しんでもらえればいい。嫌なら見るな。ですよね。

私もある程度、そういうつもりでやってるので、ブログを。

わかるんです、とても。

 

でも、人様の悪口や悪意のある言葉、人を傷つけることを意図して放った言葉さえも、「嫌なら見るな」で片付けるのはやっぱり乱暴な気がするんですよ。

 

言われる側としては、

え?悪いのこっちなの?ってなるもんね。

 

この言葉を放った責任はゼロで、

見て傷ついたこっちの責任が100なの??

って、私なら思っちゃいますね。

 

それってあまりにも生きづらい世じゃないですか。

 

 

そういう話をすると、次に来る言い訳はこれですよ。

「個人の感想ですから」

 

これもね、わかりますよ、うん。

よくわかります。

 

感想も言えないこんな世の中じゃ…ポイズン。

ってなりますよね。

 

この、谷口さんが問題にしてることもまさにそれなんだと思います。

「今年の戦力外はこの人だろうな」って個人的に思ったことをSNSで言っただけ。

 

そうなんだけど…

だけどやっぱり、名指しで人様に関することを話して、その相手が傷ついたんだとしたら、

それは「ごめんなさい」案件じゃないんでしょうか。

 

何でも言える時代だからこそ、

「嫌なら見るな」「個人の感想だから」で受け手をねじ伏せるだけじゃなく、

「本人が見たらどう思うだろう」という慮りが必要なんじゃないかな、と私は思います。

 

 

とはいってもね。

一億総発信者社会で、人を制御するのは無理ですし、

匿名性のあるSNSであれば、発言も普通の生活以上に大胆になりますから、

悪意のある発言もおそらくなくならないのが悲しいところです。

ある程度、受け手が我慢しないといけない、残念な状況が続くんでしょうね…

 

それでも、我慢だけに終わらず「許せない」と言った谷口さんはかっこいいっす。

こういう発言が許容されて、たとえSNSだとしても、「さすがにそれは言っちゃいけないよね」っていう空気がちょっとずつ醸成されていったらいいなぁ、と願わずにいられませんでした。

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