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私は「投資を続けよう」とは言えない

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投資についての考え方

私にもいっちょ前に承認欲求というのは備わっているようで、

お恥ずかしい話ですが、

誰かのツイートやブログにたくさんの反応がついているのを見ると、

いいなぁ、、と思ってしまうことがあります。

 

 

当然それは、皆様に受け入れられたということであり、

ニーズを満たしているということでもあり、

誰かに貢献できているということでもあるわけで。

 

 

「自分が好きでしたことが結果的に人のためになるのが最高」

をモットーにしている私も、

それを見ると、

ああ、皆様のためになることもしてみたいなぁ、と思うんですね。

 

 

大事にしていることがブレるようで

情けないなぁと思いながらも、

そんな自分も受け入れるしかないかぁ、と

半ば諦めに似たような気持ちで、

今それを言葉にしている次第です。

なぜ「投資を続けよう」と言えないか

 

ここで冒頭の承認欲求の話に戻る訳ですが、

ここのところのTwitterやブログを見ると、

タイムリーであるからなのか、

「投資を続けよう」という発信と、

その裏付けになる情報が求められているような気がします。

 

そんな発信を素敵だなぁ、と思いつつ

私もやるか、というと、

そうはなかなかできません。

 

なぜできないのか。

 

一つは、投資は完全に自分で判断するものだと思っているので、

やめるもひとつの選択肢だと思っているから。

 

でもそれ以上に理由としてあるのは、

そう自信をもって言えるだけの

知識の裏付けがないからです。

 

 

投資歴は10年以上なんですが、

ほんとに勉強してこなかったんですよねぇ…

 

 

やってきたことって、

積立する投信を選んで、

やめなかっただけですからね。

 

 

相場なんて見てこなかったし。

だって忙しかったんだもん。

相場の恩恵を預かりつつも相場は見てない

 

一応暴落(急落?まぁ言い方はなんでも)相場を経験してきたはずなんですけどね。

 

 

例えば東日本大震災の時。

銀行で働いてましたし、投資商品も扱ってたので

ある程度の情報収集はしていたつもりですが、

そんなことを気にしてる余裕なんてありませんでした。

 

 

停電、断水、食料やガソリンの不足で、

今まで通り暮らす、ということができず

先も見えずに不安な日々。

 

仕事は仕事で、

緊急的に色んなマニュアルが設定されて、

その対応で右往左往。

 

少し落ち着いたな、と思う頃に

お金やローンの相談が相次ぎます。

 

住宅ローン返せないとかね。

 

当然ですが、

明るい話が一切ありませんでした。

 

 

そんな中で、相場なんて見られる余裕はなく…

その日起きること(だいたいがネガティブなこと)を、

自分で受け止めて、消化することで精一杯。

 

 

自分が弱い生き物だ、と

これほどまでに感じたことはありませんでした。

 

 

すこし話が逸れましたが、

だから、私は東日本大震災の時に

為替が大きく動いたこととか、

そんなことは全く覚えてないのです。

 

 

それよりも優先しなきゃいけないことがたくさんあったから。

 

 

でもそれが、結果的によかったんだと思います。

気持ちに余裕がない時も、

相場が荒れている時も、

私の気持ちとは関係なく、

ただ淡々と積立で投信が買われていっただけでした

 

 

それが私にはひどく合っていると思ってて、

お陰で公私共に忙しすぎた会社員時代も、

何も考えずに積立を継続できてました。

 

 

なので、私は暴落相場を経験してるはずなのですが

全く記憶にないのです。

 

 

よくTwitterでも投資家さんが

「○○年のあの暴落の時は…」

などと仰っているのを見ますが、

「あ、その時落ちてたんだふーん。」

としか思いません。

だって覚えてないんだもん。

 

 

私は経験ばかり長くて、

博識な投資家さんがよく仰ったり引用されたりするような

著名な投資家さんの本や話も、

ほとんど知りません。

 

 

「ウォール街のランダムウォーカー」をはじめ、

シーゲル本や、「敗者のゲーム」などの

名著と呼ばれている投資本なんて

存在を知ったの半年前くらいかなあ…

 

 

だから、何も知らなくても、

相場を見なくても、投資はできる。

 

相場の恩恵を預かりつつも相場は見ない、

ということが、今は可能になっているからだと思います。

 

 

必要なのは、

信じることだけ。

 

投資先を信じて持つ。

 

どんな御託をならべても、

明日どうなるかはわからないんです、誰にも。

 

知識や経験があっても。

 

 

必要なのは

自分が選んだものを信じること。

投資の未来を信じること。

それしかないような気がします。

 

 

で、それを信じるためには、

勉強や情報収集が必須なんですよね。

矛盾するようだけど。

 

 

知識がなくても投資はできるけど、

継続するために、未来を信じるために、

必要な知識はあるんだと思います。

 

 

更に、人に呼びかけるためには、もっともっと必要。

知ってることと、教えられることは違いますからね。

 

 

だから、私には「投資を続けよう!」なんていうことは

言えないんですよね。

自分が続けていくに十分なだけの知識しかないから。

 

 

だけど、続けてきたことを伝えること、

続けていこうと思ってることを伝えること、

それだけはやっていこうと思ってます。

 

 

今日はそんな、長い独り言でした。

 

 

もし今、自分は知識がないけど大丈夫かな?って

不安になってる人がいたら

こんな風に続けてる人もいるんだ、と思って

少しでも気が楽になるかなあ、

だったら嬉しいな、

などという

想いをこめて。

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