突然ですが、私は情報処理能力があまり高くなく
Twitterの情報についていけずに混乱することがあります。
特に投資関係のアカウントを片っ端からフォローし始めた時は
情報の多さと発信のクオリティの高さに圧倒されました。。
自分がどんな情報を追っていたのかも忘れて
貪るようにすべて読みましたが、
色んな人が色んなことを言うので軸はぶれるし何が正解なのかわからなくなって混乱するし…
でも今は、上手に取捨選択できるようになった気がします。
それは二つのことを辞めたから。
・“究極の二択”の議論
このふたつ。
理由は簡単です。
この二つは「正解探し」みたいで疲れるからです。
逆に言うとこの二つをしないだけで
めちゃくちゃ楽になりました。
これは過去情報過多に苦しんでた私へ向けた記事。
influenced状態は楽だけど…
まず初めに言っておきたいのですが、
私はインフルエンサーについて、肯定的でも否定的でもありません。
アンチでも、信者でもないということです。
いいなと思う人はついていけばいいし、
嫌だなと思う人は関わらなければいいと思ってます。
以前私はインフルエンサーの発信する情報を熱心に追いかけていたので
追う側の気持ちもわかります。
他人の価値観を否定したり
自分の価値観を押し付けたり
べき論を語ったり。
それを信じて行動するのは、ある意味楽ではあります。
けど今は、追いかけるのはやめました。
そして、今の方が圧倒的に楽しい。
なぜかと考えると、
一言で言うと「多様性が認められているから」
だと私は思います。
私が今よく愛読するブログやツイートには、
あまり「〇〇した方がいい」「〇〇は必須」
といった、正論や正解が語られません。
何が多いかと言うと、
「私はこう思ってこうしている」
「私はこれを大事にしている」
といった、主語が語り手自分自身になるものが多いです。
その発信の、まあ心地がいいこと。
決して人に強要しない。
だけど、書き手はそれぞれ自分の軸はしっかり持っている。
情報の受け手である私は、
そんな多種多様な考え方の中から
「これいいな」と思ったものを参考にしたり
自分の中で消化してアレンジして応用したり
色んな使い方ができる。
情報は手に入るのに、
どう使うかは指定されない自由さ。
それぞれのスタイルがあるから、とさえ認識すれば、
自分と他人の差分を見なくてもいい気楽さ。
そして自分も自由に発信できる。
これが楽しいんですね。
発信される「正解」からはずれたら不安になったり
自分に足りないものばかり見て疲れてしまってた頃と大違い!
“究極の二択”は一方を駆逐できないから残ってると思う
もう一つ、見かけてもタッチしない、考え込まないようにしてるのが、
例えばインデックスか個別株か、
のような“究極の二択”論
突然ですが、
これは山形県民における
庄内風か内陸風かの論争に置き換えることができると思っています。
庄内風=豚肉×味噌味
内陸風=牛肉×醤油味
今くらいの時期になると、あちらこちらで芋煮会が頻繁に計画されるわけですが
その時必ずと言っていいほど話題になるのが
「どちらを作るのか」
双方が出身の芋煮を推すわけで、
そのつぶし合いたるや血で血を洗うような争い…
「庄内風なんて豚汁じゃん!」
「内陸風なんてすき焼きじゃん!」
となるわけです。
コワイネー(*´・ω・)(・ω・`*)ネー
両地域入り混じっているのが確定する会では、
もう不毛な議論も寄せ付けず、いさぎよく最初から両方作ります。
その日食べる芋煮ひとつとっても
このような議論が巻き起こるのです。
まして、長期にわたることが多い投資の世界で
「どちらがいいか」といった議論の決着がつくなんて到底思えません。
そもそもこの議論はどちらかの選択肢が
他方を駆逐するくらいの圧倒的なメリットがない
もしくは不確定要素が強いからこそ起こるんじゃないかな。
だとしたらそこに参入して疲弊するよりも
“自分なりの答え”を見つけて持ってしまった方がずっと楽だし
有効的に時間を使うことができると思っています。
見かけるだけで疲れちゃうときもあるけどね。
ちなみに私がつくる芋煮は絶対に庄内風ですよ。
それぞれでいいじゃん、てつぶやいたら楽になった
不毛な議論に巻き込まれてモヤモヤしたり
べき論に負担を感じていたあの頃の私に言ってあげたい。
それぞれでいいじゃん。
どっちでもいいじゃん。
何が正解かなんてわからないことが多いと思うんです。
投資のことに関して言うと、
投資方針とかもこれと同じで、
「投資目的」をはっきりさせた逆算思考の優等生投資家がいたり
欲しいと思ったら割安かどうかなんて考えず買う破天荒投資家がいたり
落ちるナイフをつかみにいくドM投資家がいたり
色々いて面白い。
最後に誰が笑うのかなんて
何年後かにしかわからない。
だから、今ここで不毛な議論を交わすより
楽しんだもん勝ち。
個性的な考えをたくさん見て、色んなことを感じて、
自分が納得する答えを見つければいいんだ、
と今は心から思ってます。
一方で、正解探しのほうが楽な人もたぶんいる。
そういう人のためにインフルエンサーがいるんだと思うし、
需要があるから成り立ってるんだと思いますし、
何も悪いことではない。
鵜呑みにするのは必ずしもお勧めしませんけどね。
こんなこともあるし…
でも、強い発信をする人の意見を聞きたくなるのは、
私自身そうだった時代があるので、よくわかります。
ただ、私はもう個性が尊重される世界の楽しみ方を知ってしまったので
もうそちらにはいかないだけの話。
これも正解不正解ではなく、
どちらがより自分にとって
面白いかとか、心地いいかとか、楽しいかとか、
で判断すればいいと思うのです。
今日2000文字かけて書いた話を
140文字で過去まとめていたことに気づいたことに今気づきました。笑
前からこんなことを考えてはいたのですが、
ちゃんと記事にするきっかけをくれた記事を勝手ながら紹介して終わりたいと思います。
これを書く一番のきっかけになったのはずずずさんのブログ。
「平凡なりの楽しみ方を人それぞれ見つけて楽しんで時間を刻んでいけばいい。」
まったくです。めちゃくちゃ共感しました。
それから、投資スタイルの考え方についてはこのお二方のブログを。
「自分が納得して継続できる投資方法が一番」と
再三再四説いてくれているライナスさん。
一般的に「優良銘柄」と呼ばれる株やETFを次々売却して
超偏食投資家を名乗っているしょこらさん。
お二人とも「一般的」かどうかとか
「多数派」がどうかとか
それよりも
いかに自分で考えて
ハラオチして投資できるかに
重きを置かれているように思います。
ここでは代表してお二人のブログをご紹介しましたが、
他にもたくさんそんな方がいらっしゃいます。
そんな個性豊かな投資家さんたちを見ていると
自分も型にはまらなくていいんだ、自由でいいんだ、と
思えるようになる気がします。
楽しいよ(^^)
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