先日放送された「しゃべくり007」という番組。
普段は見てないのですが、新庄ビッグボスが出ると知って、興味をひかれて見てみました。
いやー、やっぱり面白いですね。
正直だし、隠さないし、自由だし。
「日本ハムファイターズをみんなに知ってもらいたいから、バラエティいっぱい出ます」だって。
これは広報もウキウキでしょうよ。
終始面白く見てたんですが、最後の最後にね、私は興奮しましたよ。
「ファンのみなさんへメッセージを」というMCからの振りへの回答に。
ビッグボスはこう言いました。
「そういうこと聞くの、テレビ局はもうやめたほうがいいよ。だいたい『優勝目指して頑張りますので、応援よろしくお願いします』としか言わないじゃん。聞きたい?そんなの」
そう!そうだよ!よく言った!ビッグボス!!
これね、まさにおんなじこと思ってました。
なんかね、これ聞いとけばいい、みたいな
「定型文」化した質問って、私好きじゃないんですよ。
本当に失礼な言い方をすると…なんか、質問者の発想が安易(本当に失礼)。
会話というのは、インタビューというのは、
聞き手側が相手に興味を持って、知りたい聞きたいと思ったことを聞くべきじゃないかと思っちゃう。
この質問は、本当に聞きたいことなの?
スポーツ選手だから聞いておこう、みたいな軽い気持ちで聞いてるんじゃないの?
そんな気持ちで聞くからさ、選手からの心からの声って引き出しづらいんじゃないかと。
「はいはい、いつものこの質問ね」って思ったら、「優勝目指して頑張ります、応援よろしくお願いします」っていう用意した答えしか出てこないよね。
それがなんかすごくもったいない。
せっかく選手(今回は監督だけど)に直撃インタビューできる数少ない機会なんだし、
みんなが聞くようなことじゃなくて、その人ならでは、みたいな視点で聞いてほしいなぁ。
同じ理由で、「来シーズンの目標を教えてください」も好きじゃない。
それ聞くならプロセスも聞こうよ、と思ってしまう。
たとえば「15勝します!」って答えられたとしたら、
「今年10勝でしたが、あと5勝伸ばすためには来季は何に力を入れますか?」まで聞いてくれよと。
目標なんて口先だけなら何とでもいえるし、
毎年達成しない目標を聞かされている身としては「はいはい、またそれね」って冷めちゃう。
それよりも、今その選手がどんな課題感を持ってて、どう解消しようとしてて、その結果どんな風に活躍したいと思ってるのか、みたいな具体的なことが聞きたいなぁ。
戦略的なこともあるだろうからね、全部丸裸にするみたいなことはできないんだろうけどね。
ヒーローインタビューとかスポーツニュースのインタビューとか見てると、もうちょっとなんとかならんかね、って思うことが多いのだよね。
なので、ビッグボスの一言にめっちゃ共感したのでした。
さすが、ビッグボス。
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