はちやぎさん主催のゆるふわ読書会も3回目に。
この記録はもう書かなくてもいいかなぁ…と思ってますが、
終わってみると残しておきたくなるから不思議ですよねぇ…
あと、参加者さんからこんな声も。
遅れて来た参加者D:「前半どんな内容話してたのか気になるけど、またブログ記事になりますよね?」
ん?当然みたいになってる。。笑
主催者H:「優秀な書記がおるからなぁ…こういうのは得意な人に任せた方がええからなあ」
いつも褒めないのにこういう時だけ…笑
乗せられてるとわかっててもちょっと嬉しい。笑
てことで書いちゃったー。
今回の課題図書はこちら。
Twitterでフォロワーさんがなんと80万人!
という驚異的な数字を持つ方が執筆された本で、
80年以上生きてこられた人生経験とTwitterでの経験をもとに、
ご自身の考え方を書いていらっしゃいました。
全部で7章。
「人間関係」「働くこと」「自分との付き合い方」
「粋」「人を愛すること」「年を重ねること」「自己実現」
ということについてそれぞれの章で語られています。
章のなかでは10前後のテーマが設けられていて、
一つのテーマにつき一つ、2~3ページで簡潔に綴られているので
どこから読んでもいいし、どこででも中断しやすい、
わりと気軽に読める本だったと思います。
92ものテーマについて書かれているので、
それぞれが刺さったこと、感じたことも多様性があったなぁ、
というのが率直な感想です。
著者の方の考えが色濃く出ている内容で、
共感と反発が入り乱れていた、というのが
まとめになるかな、と思います。
今回は高評価チームと低評価チームに分けて
まとめてみました。
参加者
まずは参加者紹介ー!
って言ってもいつもと同じですー!笑
はちやぎさん@CfpHachiika
ドグさん@dogdog_investor
ぽたきちさん@potakichi_57
たくぽん@_taku_779
きしやん@oyagakoniosieyo
ねこまにあ(私)
今回、このメンバーに本の評価を5段階でつけてもらったんですが、
結果がこちら。
ねこ :4.5
はちやぎ:4.2
きしやん:3.7
たくぽん:3.5
ドグ:3.5
ぽたきち:3
4以上の高評価をつけたのは私とはちやぎさん。
低評価とはいかないまでも、
賛同できるところとできないところの差が激しかったかも、と感じたのが
そのほかの4人でした。
チーム高評価(はちやぎ・ねこ)
高評価の私たち二人に共通していたのは、
著者さんがTwitterをしてたので
Twitterに関連した話が多くて共感できたということ。
はちやぎさんからは冒頭こんな感想が出ていました。
“Twitterしてる人に読んでもらいたい。
著者さんはフォロワー数が多いんで、
クソリプも飛んできてると思うけど
対処法とか心の持ち方とか知ってほしい。”
私も同じような感想を持っていて、
「SNS疲れ」みたいなことや人間関係に疲れた、というようなときには
処方箋のように使うことができるんじゃないかなと思いました。
Twitterをやるときに、という目線で読んだ二人は
納得するところが多くて、高評価につながったのかもしれません。
チーム低評価(きしやん・たくぽん・ぽたきち・ドグ)
一方で、低評価まではいかないまでも、
そこまで高い評価をつけなかった4人。
全く同じではないですが、
共通してたのは、
「この人の価値観に共感できない部分がある」
ということだと思いました。
たとえば
粋なもの=高いものという決めつけであったり、
大人がするお金の使い方についての意見だったり、
テレビで見かけた有名人やアスリートに対しての見解だったり。
特にきしやんは、一部「勉強不足」と一刀両断するなど
結構厳しい評価でしたw
この本を通じたテーマとして
「成熟した大人とは?」というのがあるのですが、
そこにつながる著者自身のツイートが最初のページに引用されています。
日本の大人の男には、「金を持ったに過ぎない子供」の男が多すぎる。
大人の男の暇つぶしが課金ゲームではいけないし、コーラで飯を食ってもいけないし、
聴いているCDに握手券が付いていてもいけないのである。
大人の男として扱われたいなら、大人の男になれ。
いつまでも、少年のフリはできないのだ。
これはツイートした当時賛否両論ありとても大きな反響を呼んだらしいです。
この著者さんの価値観に違和感を覚えると、
特に「粋」の章は違和感だらけかもしれません…。
現にチーム低評価の方たちから出た否定的な意見は、
主にこの章の内容に関して
納得できない、というものでした。
逆に私はここの章は「これがこの人の価値観なんだな」と思って
とてもさらっと流し読みしたので、
低い評価にならなかったのかなあと。
それを象徴するように、きしやんが言った
タイトルに関してのこの言葉が、とても印象に残っています。
“この人の人生の結論であって、みんなにとっての結論じゃない。”
これには一同納得の頷き。
私も同じように納得しました。
大人とは、価値観とは、と語る著者の考え方に共感できないと、
反発を覚える本かもしれません。
きしやんの一言を踏まえて読むと、見方は変わるかも。
発展的議論
感想を共有した後、
他の人にこれってどうなの?と聞いてみたいことを募り、
「答えのない議論」を交わしました。
これがまた面白くて、
とてもいい気づきをもらったのですが、
詳細を書くととてつもない長さになってしまうので、
本当に簡単に触れておきたいと思います。
大人とは?
たくぽんからの問題提起。
この本のテーマである
「大人とは?」ということについて、それぞれどう思うか
話し合いました。
簡潔にそれぞれの意見をまとめておきます。
たく:無理のない範囲で相手にGIVEができること。
やぎ:すぐ怒らない、人それぞれ、と思えること。寛容であること。
ぽた:何かをしようと思ったときには必ず誰かの貢献があってその環境ができていると気づくこと。
きしやん:相互の権利、義務を容認して責任を持つこと。
ねこ:人それぞれに正義があるということを理解した上で会話ができること。
ドグ:周りにマイナスな影響を与えることをしないこと。
スーパー端的だけど伝わるかな?笑
たくぽんから話題提起が出た瞬間のみんなの沈黙。笑
そこから「難しいなぁ‥」と悩みながら答えを出した
それぞれの考える「大人」は価値観が表れていて
とても面白かったです!
井の中の蛙が幸せか?
これは私から提起しました。
本の中に、「他人評論家だらけのネットなど知らない方がよかった」
という一文があったんです。
ここから、井の中の蛙の方が幸せなのか?というところを
みんなに聞いてみたくて質問しました。
総意としては、
・たぶん井戸の中にいるままのほうが幸せ。
・出るためには相対的ではなく絶対的に幸せだと感じられないとしんどい。
ということでしたが、
その中で一同納得の意見を出してくれたドグさん。
“井戸の中にいるままのほうが幸せだと思うけど、
それでも自分はもっと行けると思って
別の世界でも一番になりたくて
大海を知りたくなって出たくなってしまうはず。”
周りは関係ないと思っても、
相対評価が気になってしまう…
人間の本能なのか?みたいな話にも発展しました。
ねこまにあ的感想
この読書会に参加する度に思いますが、
他の人の視点って本当に参考になります。
会の中でも言ったのですが、
私はどちらかというと本を読むとその世界に没頭して共感してしまったり
違和感を覚えても深く考えず
「この人はそう思うのね」と流してしまったりするので、
「反論」的な視点を持てなくなってしまうことが多いです。
ただ、読書会のメンバーたちは多角的に
ここは共感できない、ここは刺さった。
と両面から見れる方が多く、
そういう捉え方もあるのかあ、とめっちゃくちゃ勉強になってます。
これが「会話」の面白さだなあ、と思っていて、
「人の話を聞く」
「聞いたうえで受け入れる」
「そして自分の考えを話す」
こういう当たり前のように見えることが
実はできてなかったりしませんか?
つい人の意見を聞かないまま自分の意見を言いたくなったり、
意見を押し通してしまったり。
それが「会話」をすることによって
色んな視点を手に入れられる、と
会を重ねるごとに思います。
本を読んで得られる学びの他に、
多角的な視点も得られることがとても面白いです!
次回も楽しみ(*’▽’)
次回は別のブロガーさんに記事を担当してもらうことを
提案しよう。笑
前回までの開催分はこちら↓
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