楽天イーグルスの渡辺直人選手が、数日前に引退を発表しました。
私は球団公式Twitterの発表で第一報を知ったんですけど、
まー、驚きましたね。
考えてみれば、年齢も年齢で(今年40歳)
今年は兼任コーチもされているし、そういう時期といえば時期なんですけどね。
やっぱり、引退ってなると、淋しくなりますよ。
ご存じの方も多いでしょうが、直人さんといえば、最初は楽天に入団したのですが
トレードで横浜に出され、さらにまたトレードで西武へ移籍、
西武で戦力外を受けたところに楽天が声をかけ、戻ってきたというなかなかドラマチックな経歴の持ち主。
最初のトレードで横浜に行くときは、チームメイトも直人さんも号泣していて、
そのシーンはとても印象的で、ファンの間でも思い入れの特に強い選手だったみたいです。
私はその頃は楽天のファンではなく、詳しい事情は知りません。
ですが西武時代、楽天戦で直人さんが打席に立つときは、
敵なのに、楽天のホームスタジアムなのに、拍手が起こるという現象に何度も立ち合い、
愛されていた選手だったんだなというのをそのたびに感じました。
(複雑な感情でしたけどね。笑 だってヒット打っても拍手するんだもん。。今は敵じゃああ!! ヽ(`Д´#)ノ ムキー!!とか思ったり…ね。エヘ)
そんなわけで、楽天に戻ってくるとわかったときは、ファンも大歓喜。
いまいちピンと来てなかった私も、メディアでよく見かけるようになってから、
選手に慕われファンに好かれる理由がよくわかってきました。
明るくて、チーム想いで、チームメイト想いで、いい選手なんですよね。
西武からイーグルスに移籍してきた浅村さんも、直人さんがいたことでとても心強かったと思いますよ。
そういう架け橋にもなってくれてたでしょうね。
ベンチにいる姿を見るだけでなんだかほっとするような選手です。
きっとほかの選手も同じなんじゃないかなー?
だからこそ、淋しい。
それで、昨日会見が配信されてたので、見たんです。
泣きました。笑
特にこの言葉が印象に残りました。
「楽天で引退できてよかったです。」
いやこれは泣くでしょ。
色々あったから出てきた言葉なんだろうし、と思うとね。
でも、自分で引退を決められるって、プロ野球の世界ではとっても恵まれているというか、
素晴らしいことだと思うんですよね。
予期せぬ戦力外通告を受けたり、怪我で引退せざるを得なくなったりする人も多い中で、
一度西武から戦力外を受けつつも、自分で区切りがつくまでプレーできたことが
直人さんの選手としての価値を感じますよね。
しかも、思い入れのある球団で最後を迎えられるなんて、
それについては本当によかったなぁって。
ありがとう、よかったねって思って、淋しさもあったけど、なんか感動しちゃった。
あとなんかね、嶋さんのこと、思い出しちゃって。
嶋さん、ヤクルトに行くことが決まって、テレビ出た時、言ってたんですよね。
「できれば最後まで楽天でプレーしたかった」って。
嶋さんにも、楽天でユニホームを脱ぐまで、
同じようにできなかったのかな‥直人さんと同じくらい貴重な選手だったよね…
と思わずにいられなかったですね…
嶋さん…元気ですか……
嶋さんの話をし出すと止まらなくなるので、最後にもう一つ、
考え方として印象に残った直人さんのセリフを紹介して、終わります。
「期待に応えられないときもあったかもしれないけど、でも手を抜いたことはないし、全力を尽くした結果なので、勘弁してください。」
何かを一生懸命に頑張っても、結果が出る時ばかりじゃない。
だから、全力を尽くしたらもう、結果出なくても許してって言えるお茶目さというか、
厳しすぎないところというか、こう考えられるのって素敵だなって思ったんです。
私は期待にこたえられないと「期待に沿えなくてごめんなさい…」って自分を責めてしまうタイプなので、
この視点はなかったなあって、目からうろこでしたよ。
今度からこう考えてみよう。
では今日はこのへんで。
直人さんの会見全文はこちらから見られます。
ご興味があればどうぞ。
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