ちょうど一年ほど前、入院を報告してから
体調が、持病が、という話をちょこちょことしており、ご心配をおかけしております。
病名を明らかにしていない分、必要以上に心配をかけてしまっているな、というのを都度都度感じておりまして、
自分自身の記録も兼ねて、いつかゆっくりと記事にしたいと思っていたところでした。
諸々のタイミングなどを考えた時に、今がその時かな、と思い、書くことにいたします。
私の病名はタイトルにしております通り、「子宮内膜症」です。
治療を続ければ大事に至ることは稀な病気ですが、痛みが出る病気なので、それがとにかく大変で…
今はちょっと痛みが続いている時期で、もう心が折れそう…。
痛み止めが効いている時間だけが、1日のうちでちゃんと動ける時間なので、
それを計算しつつ、薬のおかげで何とか生きています。
なんでそんなことになってるのー?!
ってこととか、
どう治療してるのー?
みたいなことをこの記事で書いていこうかなと。
うまくまとめて書きたかったんですが、ちょっと難しかったので、
時系列で話していきますね。
女性特有の病気ということもあり、ややデリケートな描写も含まれること、
男性には理解しにくい部分もあるかもしれないこと、
病気についてということで、少し重たい内容になるかもしれないことについてご了承の上、読み進めていただければと存じます。
また、私は医療従事者ではありませんので、医学的情報はご自身で確認いただき、こちらは飽くまで経験談としてお読みいただくようお願いいたします。
病気が発覚するまでのこと
まずは病気に気づいた時のことから。
強い腰痛を感じて婦人科①へ
私が最初に体に感じた違和感は、腰痛でした。
寝方が悪かったかな?とか
何か腰に悪いことしたかな?とか、
最初は内臓というよりも筋肉とかそっちの異常かなと思っていたんです。
湿布を貼ったり、安静にしていれば治るかな、と。
でも、それが何日も治らず、だんだん痛み止めがないと日中過ごすのが難しくなってきました。
横になっていても腰を動かさなくてもずっとズキズキと痛いので、
これは単なる腰痛ではないかも?と思い始めます。
ひと月も経たないうちに、ちょっと我慢できないくらいの痛みになってきたので、至急医者にかかることにしました。
「腰痛 何科」とかで検索して、原因がありそうな科を探すと、
いろんな科が引っかかるんですね。
その中でも可能性がありそうだな、と思ったのは、婦人科、泌尿器科かな、と目星をつけました。
なぜ、と言われると難しいのですが、痛い部分と、それに関係しそうな科、と考えたときにそうかなと。
婦人科は、かかりつけというか、知っているところがあったので行きやすいなと思い、まずは婦人科を受診することに。
診察を受け、最初に言われたのが、「子宮内膜症」「チョコレート嚢胞」の疑いがある、ということでした。
血液検査もしましょう、ということになって、採血をして、また結果が出たら来てね、ということに。
ただその時は「腰痛を起こすほどのものではない」と言われたんですよね。
「他の科で診てもらったら?」と先生。
まじか!腰痛はまた別なの…?と絶望します。
かかりつけの内科でも相談
私にはもう一つ持病があって、それはIBS(過敏性腸症候群)というもの。
ざっくりいうとお腹を壊しやすい病気なのですが、それは服薬を始めてからだいぶ良くなってました。
ただ、定期的な通院は必要だったので、ちょうど通院予定があった内科に、腰痛について相談しました。
腸の調子が悪くても腰痛にはなるよー、と言われたのですが、
どうしても、腸から来る腰痛とは思えなくて、やっぱり婦人科な気がするんだよなぁ、と
他の科は受診せず、血液検査の結果を待つことにします。
血液検査の結果、子宮内膜症と確定
後日検査結果を聞きに行くと、
内膜症にかかると上がるらしい数値が上がっていて、「やっぱり子宮内膜症だね」と言われ確定診断を受けました。
通常子宮内膜は、排卵後に胎児のベッドになるために子宮内で生成されて、妊娠しなければ月経(生理)として排出される、というものですが、
それが子宮以外の場所にできてしまうのが子宮内膜症、というらしいです。
私の場合、卵巣にできてしまったため「チョコレート嚢胞」という名前がつきました。
★病気についてさらに詳しく知りたい方はこちらのリンク(東大病院子宮内膜症外来HP)からどうぞ。
診断を受けた時には、あまり重く受け止めてはいませんでした。
病名については知っていましたが、「生理痛のものすごくひどいやつ」くらいにしか思っていなくて、生理の時だけ痛み止めで乗り切れば大丈夫かな、と。
ただ、先生が言った治療方針は「薬で閉経させて、卵巣の機能(排卵)をなくす」というものでした。
子宮内膜症は月経周期とともに、本来できるところじゃない部位に内膜ができて、
その膨らみでほかの臓器と癒着して痛みを引き起こすらしいので、
月経自体がなくなれば痛みもなくなると。
ただもちろん副作用はあって、妊娠可能性をなくすだけでなく、更年期症状も出る、とのこと。
それを聞いてちょっとショックを受けました。
今積極的に妊娠を望んでいるわけではなかったですが、
それでも30代で閉経、というのはなかなかショックです。
もう女性でなくなってしまうみたいで…
まだ先だと思っていて知識がなかっただけに、更年期というのも怖かった。
「どうしますか?」という先生に、「少し考えたいです」とだけ返答して、その日は帰宅。
腰痛についてはあらためて訴えましたが、「だから腰痛は別だって!」と強めに言われたので、モヤモヤも抱えてクリニックを後にしました。
長くなってきてしまったので、今回の記事はここまでにします。
この後、どうしても納得がいかなかった私はセカンド、サードオピニオンまで受け、治療方針を固めます。(今回の記事で「婦人科①」表記したのはそのためです。)
なぜそう動いたか、入院について、そして今の状況や体調についてなどは、次の記事に。
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