言わずと知れた資産運用会社、
ピクテさんのセミナーに行ってきました。
2回目の参加。
前回担当してくだった講師の方がまたいらしていて、
話し方がとても上手でわかりやすかったので嬉しかったです。
私は難しいことは語れないので
覚えているうちにメモ代わりとして、
超簡潔にまとめたいと思います!
それでも読み返すと眠くなりそう…
文字にすると難易度あがりますねぇ…
切れ者が多い投資クラスタのみなさまには
大したことない内容なのでしょう。。
尚、配布された資料は使用不可とのことなので、
空中戦でわかりにくいかもですがご了承くださいませ。
今の市場動向
市場のサイクル
ピクテとしては、今はピークを少し過ぎたあたり
と認識している。
時計の針で言うと、ピークが12時だとしたら今は1時くらいかな?
ということでした。
ただ株価だけは好調で、
それはなぜかと言うと緩和政策が効いているからと見ている。
利下げが続いていることから見ても、ピークアウトはしているのでは?
とのこと。
債券運用厳しいか
ここ10年ずっと債券利回りが低下の一途。
その裏で価格が上昇している。
つまり今までにないくらい債券運用が好調だった時期。
しかしもう低下の余地がない。
=債券価格の上昇が見込みづらい。
債券は今や割高で、
今から投資を始めても物価上昇に負ける可能性がある。
つまり今までのような株式+債券のアセットアロケーションでは
運用が厳しくなる可能性がある
これからの運用提案
他の資産と相関性の低い「金」
1971年からのデータで、
過去5年間の金と世界株式の騰落率を見ると、
この二つが同時に下落したケースは全体の4.4%だけ。
それ以外はどちらも上がるか、どちらかが上昇している。
つまり世界株式との相関が低い。
その他、債券、リートなどとの相関係数も限りなく0に近い。
比較的割安な世界公益株
公益株に注目する理由
①公益株=資産株とITなどの成長株のパフォーマンスが高い時期が交互に来る
直近約10年で見た時、FAANGがけん引してきたが、
今は下落気味。
→次は資産株が来るか??
②業種別デフォルト率が最も低い
③国・地域間相関が低い
世界株式は地域分散をしても相関が高く
分散効果があまりないが、
公益株は相関が低く、分散効果に長けている。
④安定した配当利回り
リーマンショック前と後で比べた時、
先進国の10年債利回りが軒並み低下しているにもかかわらず
公益株は低下していない。
以上の理由から世界公益株に注目したい。
→ピクテの商品だとグローバルインカム株式ファンド
毎月分配型で基準価格は低下しているが
再投資した時のパフォーマンスは評価できると自負。
結論
株と債券の組み合わせでの運用は今難しい時代。
債券を縮小して代替として金と世界公益株に注目していきたい。
セミナーの内容は以上です…が。
せっかくなので個別に質問をしました!
そこで出てきたのは…
①今回の内容はどちらかというと50代以降の「守り」運用であること
②それよりも若い世代には株式100%を勧めたい
③インカムよりもキャピタル狙いを推奨
④タイミング投資よりも定時定額積立で確実に
というお話でした!
運用期間が取れるうちは
もちろん上下はあるけれど、株式で資産を膨らますことを考えた方がいい。
そしてインカムは税金を持って行かれるので
やはりキャピタル狙いで資産を最大化させることが効果的である。
この上昇トレンドの中で
「下がったら買う」をよほど自信を持ってできると思わない限りは
定時定額で確実に積み立てることを勧める。
ごもっとも、ですね・・・
※今紹介した方法はもちろんピクテさんの戦略でありお考えで、
決して押し付けるような言い方ではなく、
「自分だったらこれを勧める」というお話でした。
他の投資法を否定しているわけでも、
もちろんこれが絶対、というわけでもないので、
参考程度にお読みくださればと思います(*- -)(*_ _)ペコリ
さいごに
ピクテさんのセミナーは二回目ですが、
どちらもとても面白く、興味深く聞かせてもらいました。
商品の説明はあるにしても
購入をせまるような話でもないですし、安心。
今回も1時間半、
飽きることなく聞くことができました。
とっても勉強になりましたが、
終了後の個別質問が一番インパクトあった・・!
やっぱり双方向の対話は面白いですね。
本や新聞や雑誌やブログだけでなく
たまにこういう「人から聞く」という話も
結構いいなぁ…と思った次第でした。
前回参加したセミナーはこちら
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