沖縄尚学、甲子園優勝、おめでとうございます。
仙台育英が負けた相手が優勝するというのは、なぜだかなんとなく、嬉しい心持ちです。
仙台育英が負けた時、
解説者の「グッドルーザー」という言葉に端を発して、
ネット記事などでも話題になっていました。
甲子園球場の退場時、負けた相手に帽子を脱ぎ、拍手を送り、
「頑張って」と声をかける姿は、なるほど確かにグッドルーザーと呼ぶにふさわしい感じがします。
初優勝の時のインタビューで「青春は密」と発しその言葉選びも含め有名になった仙台育英高校の須江監督、
今大会でもその言葉の魅力は健在で、
勝った時にも負けた時にも相手を称える姿に、
私は改めて、「須江監督ってすごい(←語彙力)」と思い、そのすごさをもっと知りたくて、
試合に負けたそのすぐ後に、図書館で須江監督の本を二冊予約しました。
甲子園で優勝した後、地元ということもあり、本屋で平積みになっていたのを見ていて、
須江監督が本を書いていたことは知っていました。
その時はなんとなく流行りに乗るような居心地の悪さがあり、手が伸びなかったのですが、
今はものすごく知りたい気持ちに。
幸い、予約もなくすぐに借りることができたのですが、
借りてみたらもう次の予約が複数入っていることを知りました。
みんな考えることは同じなんだなぁ…
ならば早く返して次の人に回さねば、と、早速一冊目を読了。
これは、めちゃくちゃいい本です。
私、少なからず本を読んでいる方だと思いますが、
もう、組織論とかマネジメントとか、これ一冊でいいと思う。
大袈裟かもしれないけど、マジで思う。
大事なことが、必要十分に入っているし、
またさすが須江監督、めちゃくちゃ言葉選びが上手で、わかりやすい。
それでいて上から目線じゃない。
文字の大きさもちょうどいいし、薄い(普通の本の半分くらいの厚み)のですぐ読めるのもいい。
図書館で借りたけど、
これは手元に置いておきたいと思ったので、購入を決意しました。
買ってきたら付箋を貼りまくって、バイブルにしようと思う。
中でも一番印象に残ったのは、
「傾聴力が大事」ということです。
人に押し付けるのはよくない。
対話して、信頼を重ねないと、話を聞いてもらえない。
ということを、自分の失敗経験を交えて書いてくれているのですが、
またこれが共感しかないのです。
傾聴、ここ最近、自分の中でもテーマで、
しかもなぜか色んな人から聞くホットなワードでもあったので、
今このタイミングでこの本に出会えてよかったなと思いました。
野球って素晴らしい(え、そこ?)
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