図書館はよく行きますが、利用目的は「予約した本の受け取り」がほとんどで、そこでゆっくり本を読むとか、本棚を探索するとかは、あんまりしてませんでした。
だって、図書館て新刊置いてないし。
取り扱いはあるけど、新刊てだいたい予約でいっぱいだから、本棚に並ばないんですよね。
だから話題の本とかは図書館にふらっと行っても手に入ることはなく、もう最近は図書館のホームページで蔵書を調べて、読みたい本を予約して、届いたら取りに行く、ていう利用が主でした。
なのですが、つい先週末、本の返却に図書館に行った時、ちょっと時間があったので、なんとなく本棚をウロウロと覗いてたんですよ。
そしたら、意外と面白そうな本がたくさんあって。ちょっとびっくり。
しかもその本、全部タダで借りられるんですよ…?(当たり前)
あれも読みたい、これも読んでみたい、と溢れる好奇心にまかせ、手に取ってはパラパラとめくり、気の向くままに探索した結果、
ある本を読んでいるところで、ページをめくる手が止まらなくなりました。
その名も「あさきゆめみし」(文庫版)。
「あさきゆめみし」は源氏物語の漫画として有名ですが、私が読んだのは漫画じゃなくて、文庫です。小説みたいな感じで、基本は文章で、たまに挿絵がある構成の。
これがまあーーー面白くて!!!
座るのも忘れて、立ったまま、1冊の半分ほど読み進めてしまいました。
これは借りてゆっくり読もうかと思ったのですがふと立ち止まり、
いや、この本、借りずに図書館に来て読む、ということをするのはどうかしら、
と考えました。
今まだ自宅に読んでいる途中の本があるから、借りてかえってもなんとなくゆっくり読む時間がとれない気がする。
だったらいっそ「この本を読みに図書館にくる」という時間をつくり、ゆっくりたのしむのはどうか。
という発想です。
私の性格的に、時間ができると仕事してしまう、というのがあって、仕事から離れる時間をつくる意識を最近強く持っていることも理由のひとつ。
図書館に、本を読みに通う。
なんと贅沢な時間の使い方!!
と、なんだかとってもいいアイデアだわと自画自賛しながら借りずに帰りました。
そして今日、
1時間ほど時間が作れたので、「これは今日図書館に行こう!」と、高尚な(と思い込んでいる)趣味を遂行すべく足取り軽く図書館に向かったところ、
休館日、
でした。
「本日図書館は休館日です」
この文字を見た瞬間の私の顔、
( ˙-˙ )
たぶんこんなだった。
借りないとね、こういうことにも、なるよね。うん。
帰ってネットで見たら、しっかり載ってたよね。当たり前だけどね。来る前に調べたらいいだけの話ね。