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初めてのバリウム体験記【前編】〜検査中のこと、botな技師さんのこと〜

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ゆる日記

先日人生で初めてバリウム検査をしてきたので体験記を書きます。

なぜなら、
もう2度と受けない!と誓うほどにつらかったから!!!!

 

私の持っていたバリウムのイメージは、
「まずいバリウムを飲むのがつらい」
「げっぷを我慢するのがつらい」
だったんだけど、
そんなのどうでもいいくらい、検査後がつらかった。

 

まあでもその本題に入る前に、
まずは一通り、バリウム検査自体のことも書いておきますか。

私もバリウム検査が未知すぎて怖かったところあるから、
ちゃんと残しておこう。

 

私は今回、健康診断の項目の一つとしてバリウム検査を受けました。

普通の医療機関ではなく、検診センターみたいなところで。
健康診断専用の施設ですね。

流れ作業のように進んでいく検診の、一番最後の項目が、バリウム検査。

この時はバリウムを飲むこと自体にすごく恐怖感があって、
検査が近づく度に、
飲むのやだな。怖いな。飲めるかな。げっぷ我慢できるかな…
と不安でいっぱいな中、検査室の前で待ちます。

私の番が来て、担当の検査技師さんが検査室に案内してくれました。

 

「検査中、右を向いてとか回ってとか色々と指示を出しますが、多少間違っても大丈夫なので安心してください」とまずは説明が。

澱みなくこの説明を伝える技師さんに、とてつもない「慣れ感」を覚えました。

 

まあそうだよね、ここで働いてたら、毎日何十人とバリウム検査するんだもんね。
今まで何万回と繰り返してきた説明なんだろうな、それは上手くなるわ。

 

この時はこう思っていたのですが、この「慣れ感」がこのあと、初めてのバリウムで緊張していた私を追い詰めることになります。

 

一通り説明を受け、いよいよ検査に入ります。

 

技師さん「まずはこの機械に乗ってください」

わたし「えっこの(スリッパの)まま乗っていいんですか?」

技師さん「この機械に乗ってください」

わたし「…(質問に答えてくれない)…」

 

なんとなく察して、スリッパを脱いで機械に乗るわたし。

 

技師さん(早口)「まっすぐ立ってください。左側にあるティッシュを一枚左手に取ってください。これが発泡剤です。まずはこれを舌の上に乗せて、このコップのバリウムで流し込んでください。ゲップをしたくなったら、我慢してください。唾液を飲み込んで、ゲップがでないようにしてください。ゲップが出たらまた一からバリウムを飲むことになります。では飲んでください。」

微塵も噛んだり言い淀んだりすることなく早口で説明されるので聞き逃さないように必死なわたし。

とりあえず、発泡剤を飲んでゲップをしないことと理解。

ていうか、バリウムってこれだけしか飲まなくていいの?思ったより楽勝じゃん。

 

そう思いながらコップ1杯のバリウムを飲み干します。

 

技師さん「紙コップを台の上に置いてください。次に、この容器のバリウムを全部飲んでください」

渡された容器は、体感200ccの牛乳瓶くらいの重さ。

 

…バリウムはあれで終わりではない…!??!

 

「楽勝」なんて思っていたところから予想外に感じた重さへの絶望感から、思わず言葉が出てしまった。

わたし「えっこれ全部?全部飲むんですか?」

技師さん「全部飲んでください」

わたし「これ直接口つけて飲んでいいんですか?」

 

混乱のあまり当然の質問をしてしまっている。

 

技師さん「全部飲んでください」

わたし「…(質問全然答えてくれないじゃん!)」

 

わかったよ。
飲めばいいんでしょ飲めば。

飲むけどさ。

なんかもうちょっと親切にしてくれても良くない!?

初めてのバリウムで緊張しとるんですよこっちは!!

 

と、何を聞いてもbotのように説明を繰り返すだけの技師さんに怒りを覚え始め、
そこからは怒りを打ち返すごとく、
「絶対に説明を聞き漏らさず、絶対に質問せず、忠実にやってやらあ!」
という謎のスイッチが入ります。

 

「やったらあ!」の一心で、右にぐるぐるしたり、斜め向いたり、深呼吸したり、をきっちりやっていたら、
ゲップをしたくなる感覚も忘れていました。

 

検査室を出る最後の最後までbotだった技師さん。

冷静になれば、あなたの「慣れ感」は良くわかる。

ただな、

会話は、しよう。

人間だから!

 

と、いうわけで、無事に検査は終了しました。

 

「なんだ、思ってたより平気じゃん??」

そう検査室を後にしたわたしですが、

本当に大変なのは、ここからでした。

 

後編へ続く。

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